<受付期間>
4/2(月)〜 ※先着順にて決まり次第受付終了。
<対象>
・0.1.2歳児 ※0歳児は、43日目から申込可能
<募集人数>
「0歳児:6名」「1歳児:6名」「2歳児:6名」
<申し込み>
入園を希望される方は、下記(だいもん愛育保育園)までお申し込み下さい。
「だいもん愛育保育園」
〒721-0926 広島県福山市大門町6丁目15番14号
TEL 084-999-6277
詳細(募集チラシ)はこちらをクリック▷daimonaiiku
<受付期間>
2/1(木)〜 ※先着順にて決まり次第受付終了。
<対象>
・4歳、5歳児(1号認定)
<募集人数>
4歳児(1号認定):4名(若干名)、5歳児(1号認定):3名(若干名)
<申し込み>
入園を希望される方は、下記(愛育認定こども園)までお申し込み下さい。
「愛育認定こども園」
〒729-0417 広島県三原市本郷南三丁目4番7号
TEL 0848-60-6939/受付担当:園長
こんにちは!
ステップアップ絆・福山校です。
暑くなる季節になりました。
みなさん、お体の調子はいかがでしょうか?
私たちは暑さに負けず頑張っております。
ステップアップ絆・福山校は、障害があっても働きたい!と思う方を対象に就労継続支援B型事業所(以下 就労B型)を今年3月1日に開所しています。
以下の内容がパンフレットです。
現在、就労B型の作業は次の2つです。
①使い古されたエアコンの配管から銅管を抜き取る
②包装紙の作製
①使い古されたエアコンの配管から銅管を抜き取る
<作業内容>
エアコンの配管を伸ばします。
↓
配管保護テープを切り、配管(銅管)を切断します。↓
銅管を抜き取ります。
<利用者の感想>
・作業を通じて協力し合いながら作業をするというところに魅力を感じます。また作業をやり終えたときの達成感もあり、嬉しさもあります。(Aさん)
・効率も重要ですが、まずは安全第一で作業しています。配管を伸ばしたり、切って銅管を取り出す作業は、ストレス発散にもなって楽しいです。(Bさん)
・他の人との共同作業なので、互いに声を掛け合うなどコミュニケーションの練習になります。また日頃の運動不足の解消にもなっています。(Cさん)
・事故が起きないよう、作業の声掛けを意識しています。(Dさん)
・銅がすんなり抜けた時には気持ち良いです。(Eさん)
・どの方も優しく分からないところは丁寧に教えてくれます。自分で気づかないところを気づかせてくれたり、一緒に作業をすることで協力して一つのことをする喜びも感じることができ良かったです。(Fさん)
・以前テレビで見たことがあったが、銅線を抜くコツや力、体力も入り、意外に重労働でした。(Gさん)
・銅が曲がっていて抜きにくい場合、カッターナイフを使って、銅を保護してある断熱材を切って抜きます。その際、人に刃が向かないようにするなどの安全面に気を付けています。(Hさん)
・安全に作業するために声掛けを意識しながら行っています。(Iさん)
②包装紙の作製
<作業内容>
2人1組になり、2枚の包装紙を決められた大きさ(90cmx90cm)に、ガムテープで加工する作業です。

<利用者の感想>
・細かい作業が好きな私にとって包装紙を作る作業は集中して行えるので良いと思います。また、作業終了時に何枚作製出来たかなど楽しみの一つでもあります。(Aさん)
・スタッフさんが簡単にきれいにできるやり方を教えてくださり、感謝しています。コツがあるので早く身につけたいです。(Bさん)
・作業内容はシンプルですが、ガムテープの貼り方等、実際やってみると意外と難しいことが多く驚きました。(Cさん)
・テープを切る時、紙も切らないように気を付けています。(Dさん)
・ガムテープを貼る際、真っ直ぐ行かないことに苦戦しています。(Eさん)
・自分に合ったやり方を見付けるために複数のやり方で行うなどの工夫をしています。また、まっすぐきれいに貼れたら嬉しいです。(Fさん)
・なかなか思うようにガムテープが貼れず、苦戦しています。(Gさん)
これらの作業を私たち就労移行利用者は、就労B型の方と行っています。
作業を通して出来ること、出来ないことを助け合いながら取り組んでいます。
一緒に作業して学んだことを、一般就労に活かせるよう日々実践しています。

こんにちは。
ステップアップ絆・福山校です。
もうすぐ梅雨の季節ですね。
今月は、毎日行っている、朝礼・昼礼・終礼についてご紹介します。
わたしたちは、コミュニケーションの基礎である挨拶やマナーについて実践しています。
ちょっとその前にみなさん、分離礼というのをご存知でしょうか?
わたしたちは、まず分離礼で挨拶する事を練習し、実践しています。
でもかなり難しいです。
理由は同時礼(挨拶しながらお辞儀をする)が一般的だからです。
分離礼とは、先に挨拶を言い、その後でお辞儀をする礼の仕方をいいます。
分離礼の方がより丁寧とされており、接客サービスなどでお客様をお出迎えしたり、お見送りする時に用いられ、挨拶の基本としています。
それでは、どういう事をしているのか内容をご紹介します。
<朝礼・昼礼>
まず、はじめに司会進行役を決めます。
次にラジオ体操をした後、朝礼、昼礼の始まりです。
朝礼と昼礼は以下の流れで進行していきます。
①ヨイオアシス運動
②法人理念の唱和
③今日の一言
④1日のスケジュールの伝達(昼礼の時は午後からのスケジュールの伝達)
⑤利用者・スタッフの連絡事項の確認
① ヨイオアシス運動
基本となる挨拶の頭文字をとって、ヨイオアシス運動と呼んでいます。
わたしたちが毎日実践している基本の挨拶です。
礼の角度
敬 礼(30度) よろしくお願い致します
いらっしゃいませ
おはようございます
最敬礼(45度) ありがとうございます
会 釈(15度) しつれい致します
最敬礼(45度) すみません
② 法人理念の唱和
訓練中は、一般企業での就労中と同じだと認識するため、スタッフと一緒に法人理念の唱和をしています。
<法人理念>
恵みの泉の如く、尽きない愛をもって光となり、輝き溢れる社会福祉の実現に挑戦いたします。
③ 今日の一言
司会者が冊子を読み、今日の一言を伝えます。
気づきの内容に思わずうなずき、メモをしています。
④ 1日のスケジュールの伝達(昼礼の時は午後からのスケジュールの伝達)
1日のスケジュールをしっかり確認しています!
⑤ 連絡事項の確認
連絡事項があればスタッフと利用者が確認しています。
<終礼>
1日の終わりに終礼も毎日欠かさず行っています。
終礼では明日のスケジュールの確認とスタッフの連絡事項(1日の気づき)等を聞き、翌日に活かせるようにしています。
<利用者が朝礼・昼礼・終礼で心がけている事>
・頭だけで礼をせず、礼の角度を意識して背筋をのばしています。(Aさん)
・人にしてほしい事は、まず自分から。挨拶など、当たり前の事が当たり前に出来る様、訓練の場として利用しています。(Bさん)
・伝わりやすい声の大きさに気を付けています。(Cさん、Dさん)
・今日の一言を読む時、相手に伝わるよう声の大きさとトーンに気を付けています。(Eさん)
・ヨイオアシス運動の際、心を込めて相手に気持ちが伝わるようにしています。(Fさん)
今後も日々努力を続けてまいります。
来月もブログを更新しますのでよろしくお願いします!
こんにちは!
ステップアップ絆・福山校です。
早いものですね、初夏を感じる季節になりました。
今月8日土曜日の余暇活動の時間を利用して、利用者さんとスタッフで、お花見に行ってきました。
当日は道中、雨が降っていましたが、雨上がりの幻想的な風景の中、それぞれが未来に向けての決意を新たに、桜の中を散歩しました。
では、ここでクイズです。
これは、どこの桜でしょう?
答えはブログの最後に載せます。
A.福山城
B.千光寺(尾道)
C.竹ヶ端運動公園
桜を見た感想と今年度の抱負を紹介します。
~利用者の感想~
・桜を見ると、いよいよ春が来たのだと感じました。すごく綺麗で私の気持ちも桜色に染まりました。こうして皆さんと一緒に楽しめたことが何よりよかったです。(Aさん)
・春のさわやかな1日に感動し、気持ちも新たに頑張っていこうと思いました。思い出のアルバムがまた1ページ増えました。(Bさん)
~利用者の抱負~
・パソコンでワードとエクセルを使いこなせるようにする。(Aさん)
・就職に向けて体力をつける。(Bさん)
・来年の今頃は、新しい仲間と新天地で頑張っていたい。(Cさん)
・今年中に就職するぞ。(Dさん)
・これからの進路に向けて、たくさんの事を取得して社会人になりたい。(Eさん)
・今年度は就職を目指すと共に、健康に過ごせるよう体力作りをしていきたい。(Fさん)
これらの決意を胸に2017年度も頑張りますのでよろしくお願いいたします。
クイズの答えはC.でした。
こんにちは!
ステップアップ絆・福山校です。
今回は、就労継続支援A型事業所 絆の家さんの紹介をします。
絆の家さんでは主に、しいたけの栽培・加工・販売をしています。
その他、草取りなどもしています。
販売先は、リム福山・JA・学校・道の駅・エブリィなどがあります。
それではしいたけの栽培・袋詰め風景と利用者のお話をご紹介します。
最後まで見てください。
絆の家さんでは、しいたけを原木ではなく、菌床と呼ばれるブロックで栽培しています。
収穫後、その日のうちに選別・計量・袋詰めを行い、翌日に出荷して、新鮮なものをお客様に届けています。
計量の時に、偶然決められた重さに一度で合った時はラッキー (^○^)v
利用者の方にインタビューをしましたので紹介します。
Q.しいたけの特徴はなんですか?
A.軸が太く肉厚で食べごたえがあります。
Q.仕事で喜びを感じるのはどんな時ですか?
A.たくさん収穫できた時やたくさん売れた時。
作業が1日無事に終わった時。
仕事場にいるだけで仲良く出来て楽しいです。
Q.栽培で苦労することやこだわりはありますか?
A.収穫する際に傷をつけないように気を付けています。
しいたけの見た目がきれいに仕上がるようにしています。
Q.仕事で失敗をした時は、どのように気持ちを切り替えていますか?
A.失敗した時は一息置くようにしています。
Q.しいたけを使ったおすすめのメニューはありますか?
A.シチュー、バター焼き、バーベキュー、チャーハン、筑前煮、肉詰め、スープ、つくだ煮などがあります。
他にもいろんな料理がありますので試してみてください!
おすすめのレシピを1つ紹介します!
<しいたけのシソマヨネーズ焼き>
材料(1人分)
・しいたけ・・・・・・・・1個
・シ ソ・・・・・・・・2枚
・マヨネーズ・・・・・・・10g位
・しょうゆ又はポン酢・・・お好みの量
<作り方>
1.しいたけの軸とシソをみじん切りにして、マヨネーズで和える。
2.しいたけに乗せ、オープンで焼く。焦げそうになったらアルミホイルを乗せ火を通す。
3.しょうゆ又はポン酢をかけて、盛り付けて出来上がり!
今回、絆の家さんのスタッフと利用者の方の率直なご意見を聞くことができ、皆さんのしいたけへの情熱と愛情を感じました。絆の家さんで直売もしていますので、お近くにお越しの際はお立ち寄りください。
来月もブログを更新しますのでよろしくお願いします!
<絆の家付近の地図> 住所・連絡先はブログをご参照ください。
はじめまして。
障がい部門のブログを担当させていただく事になりました、
ステップアップ絆・福山校です。よろしくお願いします。
私たちは就労に向けて面接訓練、パソコンスキルの向上、ビジネスマナーなどを身に付ける訓練をしています。ステップアップ絆・福山校は、今年2月に福山駅前から新涯に移転しました。

2月21日には、作業系訓練として利用者とスタッフで、尾道へ清掃活動に行ってきました。
落ち葉や草が予想以上に多かったですが、全員怪我もなく、無事に1日で作業を終えることが出来ました。
《作業の様子》
小さいサライを使って、
草や落ち葉を集めているところです。
狭い所で集めるときは大活躍でした。
草だけでなく固い木もたくさんあったので、
剪定バサミも役立ちました。
こんなにスッキリしました。


(作業前) (作業後)
~利用者さんの感想~
*外での活動は普段の訓練と違っていたので少し楽しかった。協力して出来たのでみんなのパワーと努力はすごい!!(Aさん)
*遅刻せず行けてよかったが、一日は長かった。そして腰が痛かった。(Bさん)
*一日があっという間だった…(Cさん)
*行きはたどり着くのか心配だった。昼食が待ち遠しかった。往復が長かった。筋肉 痛になった。作業後のごみ袋の多さにびっくりした。一日で終わるか不安だったが終われた (Dさん)
今後も定期的に更新していきますので、よろしくお願いします!
配食サービスをイスプイッチ市内で提供しているNPO法人ミールズオンウィールズでの視察を報告します。
早朝6時頃の訪問だったため、当日の食事を作るのに皆さん大忙しでした。
毎日約145食分を調理し、高齢者や障がい者の各家庭へ。配食された食事をランチにするかディナーにするかは個人の自由だそうです。
職員は3人のみで、1人がメニュー作成等、2人は調理を行い、調理された物を容器に詰めたり、配達する人は全てボランティアの方がされています。
登録ボランティア数は約180名で、毎日のように来る人、週1日~3日程度の人まで様々ですが、1日のボランティアは配達26名(2人1組)、料理に関わる人は5名程度だそうです。
費用は一律8.5AUドル(日本円 約850円)で日本の配食弁当と比べてかなり高額なようにも感じますが、物価の高いオーストラリアでは平均的な値段のようです。クイーンズランド州から1食2.5AUドルの補助金も出ているため、実際は1食あたり11AUドルと考えればいいと思います。
1956年、ローダ=キャメロン夫人の「この地域にはこういったサービスが必要だ」という思いからスタート。最初はキャメロン夫人の自宅で調理をし、配達も行っていたそうです。
現在の建物は1984年に病院跡地に作られたもので、昨年創立60年を迎えていました。
海外の福祉施設等事業を何度か視察させていただいていますが、共通していることはたくさんのボランティアの人たちに支えられて成り立っているということです。NPO法人ミールズオンウィールズでも調理後の全てをボランティアが賄っています。これは日本では考えられないことです。
海外ではボランティア活動に対する意識が非常に高く、ほとんどの人の中で生活の一部となっています。オーストラリアではボランティア活動を行っていることが就職時にも大きなポイントにもなるそうです。
日本でも東北の震災などを見てもわかるように決してボランティアに対する意識がないわけではなく、何かが起こったときの結束力、支えあう力は非常に大きなものがあります。
風土の違いこそあれ、日本にも日常の中で当たり前のように気づき、支えあうことのできる。ボランティアが日常の中に当たりまとして溢れている世の中になっていかなくてはいけないと感じました。
「オーストラリアで学ぶ高齢者介護職員研修」2日目の報告です。
我々視察団が訪問したのはThe Salvation Army (サルベーション・アーミー:救世軍)が運営する施設Riverview Gardens(リバービュー・ガーデンズ)です。
The Salvation Army (救世軍)について少しお話しておきます。救世軍はイギリスに本部を置き、現在、世界128の国と地域で活動する国際的なキリスト教(プロテスタント)の団体です。
その始まりは1865年。ロンドンの東部では、犯罪、貧困、失業、人口密集、その他の数々の社会悪が蔓延していました。牧師、ウイリアム・ブース氏は、色々な宗派からのボランティアと共に働いているうちに、やがてブース氏は自分が、遂にはザ・クリスチャン・ミッションと呼ばれ、急速に発展する運動(ムーブメント)の責任者となり、その組織と規律は軍隊の慣例に大いに影響を受けるようになっていきました。
1878年、ブース氏は「われわれはボランティアをするアーミー(兵士)ではなく、サルベーション・アーミー(救いの軍隊)である」という言葉を造り出し、この運動は公にThe Salvation Army(ザ・サルベーション・アーミー、邦訳は「救世軍」)と呼ばれるようになりました。「創立者」と呼ばれるウイリアム・ブース氏は大将となりました。その後、階級、制服、記章などが取り入れられるようになり、組織のための指針、規律、用語なども採用されるようになりました。
そして後にこの運動はその発祥の国を越えて発展し始め、現在は、世界128の国と地域で活動しており、オーストラリアにおいても1880年9月よりその活動が始まっています。日本においても明治の頃よりその活動が始まり、現在でも広く活動されていることは皆さんもご存知のことと思います。
リバービュー・ガーデンズについて報告します。
リバービュー・ガーデンズはホステル(養護老人ホーム)、ナーシング・ホーム(特養)、フェアヘブン(Dementia:認知症棟)の他、自立者向けのインデペンデント・リビングで構成される施設サービスと在宅サービスを提供しています。
この施設では午前と午後に分かれて様々なアクティビティが実施されていましたが、そこで要となるのが「ダイバージョナルセラピスト(総合療法士)」という日本では耳にしたことのない職種です。DTは40年ほど前に、オーストラリア赤十字のリハビリテーション分野でレジャーや精神的ケアの専門職としてスタートし、現在ではほとんどの高齢者介護施設(一部の在宅ケアや精神科、リハビリテーション病院等)で活躍しています。様々なレクリエーション、アクティビティ、セラピー等を楽しむ中で、高齢者一人ひとりが最後までその人らしく意味のある生を全うできるようにレジャーとライフスタイル全般にわたってサポートする「全人ケアの要」です。日本でも近年注目をされてきているようです。
入居されている方がDT指導の下、作成されたクラフト作品をプレゼントして下さいました。
ナーシング・ホームでは大きなソファー型の日本では見たこともないティルト・リクライニング車椅子が衝撃的でした。
歩行困難な方、立位の保持が困難な方が車椅子上でもゆったりと過ごせるように開発されたオーストラリア独自の製品だそうです。動くソファーベッドのようで、大きさにも驚きでした。
オーストラリアでは持ち上げない介護、いわゆる「ノーリフトケア」が推奨されています。これはオーストラリア看護連盟が看護師の腰痛予防対策として1998年にスタートさせたもので、「ノーリフト・ポリシー」として危険や苦痛を伴う人力のみでの移乗を禁止し、患者さんの自立度を考慮しながら福祉用具を使って移乗介護をすることを義務づけました。
日本の場合、介護の基本技術もしっかりされており、また欧米のように体格が極端に大きい人は極わずかなこともあってか、一般的に行われている人力による移乗などの介助がまだまだ主ですが、欧米ではそれは最もリスクの高い作業とされていて、移乗用リフトなどの介護機器の導入がさかんに進められています。日本でも徐々に介護ロボットの導入等、職員の腰痛対策含め、少しずつ浸透し始めており、今後も注目していきたいと思います。
帰り際、100歳の入居者の方に出会いました。
元々サルベーション・アーミーの職員をされていた方で、60年もの間、パプアニューギニアへ派遣され、務めておられたそうです。
ここにはこの方のような元職員さんだったという方もたくさん入居されているそうです。自分たちがお世話になりたい、暮らしたいと思えるような施設作りがなされているのかなと感じました。
オーストラリアの素敵な夕焼けを皆様に贈り届け、2日目のリポートを終わります。
皆様いつも恵泉グループへの温かいご支援に深く感謝申し上げます。
代表の狩野です。
平成29年2月19日~24日の予定で、研修企画:浅川澄一先生(福祉ジャーナリスト)、株式会社ヒューマン・ヘルスケア・システム様、旅行企画・実施:株式会社トラベルパートナーズ様による「オーストラリアで学ぶ高齢者介護職員研修」に現在恵泉グループ内の3名の職員と一緒に参加しています。
まだ研修参加中ではありますが、このブログを通じて皆様に現地よりオーストラリアの介護施設の様子などお届けしたいと思います。
日本の季節は冬。2月19日に成田空港を出発する際には寒さを感じていましたが、南半球のオーストラリアの季節は夏。毎日30℃を超えており、日差しもきつく、歩いていると汗びっしょりになってしまうほどです。
約9時間のフライトを終えて、オーストラリアはゴールドコーストに降り立ったのは20日午前6時半のこと。日本との時差はこちらが1時間進んでいるだけなので時差ボケを感じることは全くありません!
ゴールドコースト空港よりバスで最初の目的地であるイプスイッチ市へ向う途中、ブリスベン市内が一望できる公園に案内していただきました。
初日の目的地はクイーンズランド州南東部にある最古の街イプスイッチ市。温暖で過ごしやすく、冬の最低気温は7℃位ですが、日中は20℃位の時も多く、夏服の人もいるほどです。12月〜2月の夏は最高気温40℃位まで暑くなるときもあり、実際に私たちが訪れる数日前は40℃の日もあったとか(汗
そして私たちがお邪魔したのがイプスイッチホスピスケアです。
病院の役割として痛みの緩和と自宅の様な環境でゆっくりとした時間を過ごす役割をしているのがホスピスケア。
7部屋を提供しているこのホスピスでは社会の中にいるということを実感してもらえるように全ての部屋を道に面して配置して窓を開けた状態にしていました。
余命2~3週間と診断された方の医療的なサポートをフルタイム1名、パートタイム45名、ボランティア150名で運営されていました。年間予算2億円で50%が国の補助、50%が企業等からの寄付金で賄い、利用料金は無料だそうです。
残された遺族のケアにも力を入れる。
最初は悲しいが、徐々に亡くなった人を責めて、自分も責めてしまう。
精神的にも参ってしまう。
このホスピスでは入居者の死後、遺族と伴に庭にバラの花を植えられていました。



私たちのグループでも看取りに取り組んでいる施設があります。決してホスピスではありませんが、お一人おひとりの命を重みをしっかり感じながら、責任のある務めを果たしていかなければと、改めて気の引き締まる思いのした初日の視察でした。
