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「オーストラリアで学ぶ高齢者介護職員研修」報告第3弾!配食サービス事業の視察

配食サービスをイスプイッチ市内で提供しているNPO法人ミールズオンウィールズでの視察を報告します。

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早朝6時頃の訪問だったため、当日の食事を作るのに皆さん大忙しでした。

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毎日約145食分を調理し、高齢者や障がい者の各家庭へ。配食された食事をランチにするかディナーにするかは個人の自由だそうです。

職員は3人のみで、1人がメニュー作成等、2人は調理を行い、調理された物を容器に詰めたり、配達する人は全てボランティアの方がされています。

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登録ボランティア数は約180名で、毎日のように来る人、週1日~3日程度の人まで様々ですが、1日のボランティアは配達26名(2人1組)、料理に関わる人は5名程度だそうです。

費用は一律8.5AUドル(日本円 約850円)で日本の配食弁当と比べてかなり高額なようにも感じますが、物価の高いオーストラリアでは平均的な値段のようです。クイーンズランド州から1食2.5AUドルの補助金も出ているため、実際は1食あたり11AUドルと考えればいいと思います。

1956年、ローダ=キャメロン夫人の「この地域にはこういったサービスが必要だ」という思いからスタート。最初はキャメロン夫人の自宅で調理をし、配達も行っていたそうです。

現在の建物は1984年に病院跡地に作られたもので、昨年創立60年を迎えていました。

海外の福祉施設等事業を何度か視察させていただいていますが、共通していることはたくさんのボランティアの人たちに支えられて成り立っているということです。NPO法人ミールズオンウィールズでも調理後の全てをボランティアが賄っています。これは日本では考えられないことです。

海外ではボランティア活動に対する意識が非常に高く、ほとんどの人の中で生活の一部となっています。オーストラリアではボランティア活動を行っていることが就職時にも大きなポイントにもなるそうです。

日本でも東北の震災などを見てもわかるように決してボランティアに対する意識がないわけではなく、何かが起こったときの結束力、支えあう力は非常に大きなものがあります。

風土の違いこそあれ、日本にも日常の中で当たり前のように気づき、支えあうことのできる。ボランティアが日常の中に当たりまとして溢れている世の中になっていかなくてはいけないと感じました。

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